こんにちは!望(@90marketer)です。
突然ですがあなたは
「電話営業が辛い」
「今日は何を言われるんだろう」
「電話かけたくないなあ」
電話営業(テレアポ)のときに、このように感じたことはありませんか?
僕もリクルートやサイバーエージェント、
ソフトバンクや博報堂グループで営業マンとして働いてきて、
同じような悩みを多く抱えてきました。
初めは話すことで精一杯で、中々アポも取れず。
また、同じような業務の繰り返しにつまらなさを覚えたり、
自分のしていることに意義を感じられないこともありました。
そして、電話営業にストレスを抱えている人は実際に多いです。
辛いし結果もでないと、辞めたくなるし「向いていないんじゃないか」とも思いますよね。
この記事では、他では紹介していない根本的な問題とその解決方法について解説しました!
少しでも電話営業がつらい人はぜひ最後まで読んで実践してください。
電話営業(テレアポ)が辛い理由
その月の売上目標はもちろん、訪問件数などの行動目標が課されることもありますよね。
そして中でも電話営業は、独自のストレスを持っています。
一体なぜ多くの人がテレアポをストレスに感じるのでしょうか。
相手に迷惑をかけているかもしれないという罪悪感
誰もが、仕事中に突然の営業電話が来たことにイラッとした経験がありますよね^^;
そうなると、自分が電話をかける側になったとき、
相手がどんな気持ちでいるのかを想像できてしまいます。
自分が迷惑をかけているのではないかという罪悪感。
一度そう思ってしまうと僕自身も行動が止まってしまう経験がありました。
成功率の低さ
電話営業の成功率は、一般的に0.1%〜10%程度。
具体的には100件電話をかければ、1〜10件がアポイント獲得に繋がります。
もちろんこれはあくまで一般的な数値なので、
扱っている商材や電話のかけ先によっては結果も変わるでしょう。
僕も自分でリストを作り、営業電話をしていたときは、10%程度のアポイント獲得率でした。
それはつまり、90%はアポイント獲得に繋がらないということであり、根気が求められます。
大量の架電をこなす必要がある
前述の成功率を考慮すると、結果を出すためには、一日に50件、100件と、
大量の電話をかける必要があります。
この量をこなすだけでも、精神的・身体的に負担が大きくなるのは避けられません。
僕の場合は、電話営業専属の部署ではなかったため、
4〜5件アポイントが取れればそのまま商談を担当していました。
しかし、もしインサイドセールスやテレアポ専門チームに配属された場合は、
このように毎日毎日大量の電話でアポイント獲得を目指していくことになります。
冷たい反応に心が折れる
アポイントが取れないこともストレスですが、それ以上に、受け取る反応が冷たいことや、
強い口調で断られることはそれ以上のストレスです^^;
特に連続してそういった反応を受け取ると、次の電話をかけるのが怖くなることも。
基本的に、電話営業をして好意的な対応を受けることはほぼありません。
しかし、一方で強い口調で断られたり拒絶されるケースも、BtoBであればほとんどありません。
(投資系の営業で、個人の携帯に電話するケースはかなり怒られたりするケースがあると聞きました^^;)
Point
- テレアポの難しさの一因は、相手に迷惑をかけていると感じる罪悪感
- 低い成功率や、大量の架電が必要という現実もストレスの原因となる
- 冷たい反応や拒絶されることによる心のダメージも見逃せない
辛いと感じたときの対処法
ここでは、電話営業が辛い原因に対するそれぞれの対処法について紹介します!
僕自身が意識していたことでもあり、結果を出していたメンバーの特徴にも基づいているので、
ぜひ参考に実践してみてください。
まずは「ニーズを確認する」意識を持つ
電話営業で感じる罪悪感。
それは多くの場合、「売る」ことだけを意識してしまうことから来るものです。
その思考を少し変え、まずは「相手にとってのニーズがあるか」を確認することを意識しましょう。
いきなり商品やサービスの提案を始めるのではなく、提供できるメリットや、
相手の現在の課題や状況をお伺いするアプローチを取り入れてみてください。
僕はいつも下記のようなクロージングでアポイント打診していました。
「ぜひ一度ご提案させていただきたいと思っています。
ただ商材の合う合わないもあると思うので、まずは弊社のできることのご紹介と、
御社の状況も一度お伺いさせていただけないでしょうか?
私からは御社と同じ業界の導入事例なども合わせてご紹介いたします」
こうすることで、相手とのコミュニケーションがスムーズになり、
アポイントメント取得の確率も上がります。
成功率が低いことではなく、承諾してくれる人もいることに目を向ける
電話営業においては、残念ながら高い成功率を求めるのは難しいです。
でも、そうした中でアポイントを了承してくれる相手が一定数存在することも事実。
僕は、こうした極端に率が偏っている状況のときには、少ない方にも目を向けるようにしています。
- 例えば電話営業も、成功率が低いとは言え、0%にならないのはなぜなのか?
↓ - 母数は少ないかもしれないけど、提案を求めている人も一定数いる。その人に出会うためにも頑張ろう!
このように考えますね!
そういったポジティブな側面に焦点を当てることで、
毎日の営業活動がより前向きにできるでしょう。
お気に入りのアイテムで仕事をする
僕自身、テレアポ時には専用の高品質なマイクを使用しています。
そうすることで、通話品質が向上し、
相手とのコミュニケーションがしやすくなるだけでなく、自分自身のテンションも上がります。
お気に入りのアイテムやツールを導入することで、
少しでも楽しみながら仕事に取り組むことができます。
独自のトークスクリプトを作成する
断られる時のシナリオや反応は、実はある程度パターン化されています。
上司や先輩、チームメンバーと一緒に、
そうしたシナリオに応じた対応方法をまとめたトークスクリプトを作成することをおすすめします。
これがあれば、難しい相手や予期せぬ反応にも冷静に対応することができるでしょう。
僕自身は、自分でトークスクリプトを作成して電話営業を行っていました。
チームで作ったものをベースに、どんどん改良していましたね。
結局話すのは自分なので、自分でしっくり来る話し方や伝える順番を大切にしていました。
Point
- まずは相手のニーズ確認にフォーカスを
- 成功体験に目を向け、ポジティブな面を強化する
- お気に入りのアイテムやツールを使い、仕事を楽しむ
電話営業は確かに厳しい場面もありますが、
適切な対処法を身につけることで、ストレスを軽減し、更なる成果を上げることができます。
電話営業(テレアポ)のコツ
ここまで読んでみて、改めて電話営業にはどんな印象を持ちましたか?
「辛いことしかなさそう」
「自分にはできない」
そんな風に思われた方もいるかもしれません^^;
しかし、アプローチの仕方にもコツがいくつかあります。
ここでは、僕が長年の経験から学んできた、
電話営業での効果的なコツを紹介していきます。
コツ1:メールも積極的に活用する
突然のアポイントメントの提案は、相手にとってハードルが高くなりがちです。
そんな時、資料の送付を前提としたメールも打診しましょう。
このメールをもとに、内容の確認をする形で再度電話をすると、
スムーズに話を進めることができます。
声のやり取りだけでなく、具体的な資料を共有することで、信頼関係の構築も助けられます。
コツ2:アポイントではなく、まずはご挨拶や事例紹介
直接の商談を迫るのではなく、自社の事例紹介を始めに提案するのも一つの方法です。
実際の成功事例を共有することで、相手も興味を持ちやすくなります。
そして、その流れで「御社の状況やご要望をお伺いさせていただけますか?」と
アポイントメントへと繋げていくことができます。
コツ3:情報提供することを意識する
電話営業は、1回のコンタクトで終わらせるものではありません。
何度も継続的にアプローチする中で、自社の商材だけでなく、
業界のトレンドや有益な情報を提供する姿勢が大切です。
情報を提供することで、ただの「売り手」という印象から、
価値ある「情報提供者」としてのポジションを築くことができます。
Point
- 資料の送付を活用して、信頼関係を築く
- 成功事例の紹介を通じて、相手の興味を引きつける
- 継続的な情報提供を通じて、信頼される存在になる
これらのコツを意識して、日々の電話営業を進めてみてください。
相手のニーズを的確に掴み、より効果的なアプローチを心がけることで、
営業の成功率も大きくアップしますよ。
電話営業(テレアポ)に向いている人、不向きな人
電話営業、通称テレアポ。
他の仕事と同様、この仕事にも向いている人、向いていない人がいます。
ただ、ここで言う「向いている、向いていない」というのは、
あくまで僕の主観です。
人それぞれの感じ方、考え方がありますので、以下の情報は参考程度に捉えてください。
向いていない人の特徴
喜怒哀楽の激しい人
電話営業は量をこなすことが重要です。
一回の冷たい反応で気落ちしてしまっては、
次の電話に移るテンポを保つことが難しくなってしまいます。
感情のコントロールが必須ですね。
一度の電話で一喜一憂するのではなく、淡々と作業できる人の方が向いている傾向にあります。
こだわりが強い、自己主張が強い人
例えば、HP制作の営業時に古いデザインのHPを持つ会社にアプローチする場面。
明らかにリニューアルの必要があると自分が感じても、
相手にはまったく響かないこともあります。
どう見ても、平成初期に作られたような古いデザインで、
客観的にも変えたほうが良い場合でも、です。
「変えたほうが絶対いいけど、向こうにとっては優先順位が低いんだろうな。ここは諦めて、次にいこう!」
その際、冷静に相手の意見や価値観を受け入れる柔軟性が求められます。
向いている人の特徴
事務作業より話すのが好きな人
僕の経験上、一緒に働いていたコールスタッフの人の多くはママさんでした。
基本的にママさん達はおしゃべりが好きなんですよね。
その中でも一番アポイントを獲得していたママさんは、
少し変わった顧客とのやりとりも「面白い」と捉え、会話を楽しんでいました。
「話すのが好き」というマインドは、
電話営業における向き不向きに大きく影響する要素の一つです。
自分なりの創意工夫ができる人
電話営業もただ同じような電話をかけるだけだと、面白みがありません。
自分なりの工夫で楽しむことができる人は強いです。
例えば「このキャンペーンならこの顧客が喜ぶだろう!」と考えることができる人は、
長く楽しく続けられるでしょう。
同じ内容を伝えるにしても、顧客によって伝え方を変えたり、
トークスクリプトを改善したり、
なにか変化を加えることは電話営業に限らず仕事を楽しむ一つのコツになりますね!
タスクの優先順位付けが得意な人
電話リストがある場合は、どの顧客からアプローチすべきか、
自分なりの優先順位をつけるセンスが重要です。
これは、電話営業するリストによるのでケースバイケースですが、
僕は会社の規模が大きい順にかけていましたね。
規模が大きい=ある程度の予算を持っているから、です。
とはいえ規模が大きいと受付でブロックされる率も高いので、
ある程度優先順位をつけたらまずはどんどん電話してみることをおすすめします。
そしてその優先順位は、精神的にかけやすい企業など自分都合ではなく、
会社にとってアポイントを取れると価値のある企業を優先的に電話するようにしましょう!
そのセンスがあれば、効率よくアポイントも取れます。
Point
- 感情のコントロールが大切で、喜怒哀楽の激しい人には厳しい
- 柔軟性と受け入れの心を持ち、自己主張が強すぎる人は難しい
- 会話を楽しんだり、自分の工夫を取り入れたり、優先順位をつけるのが得意な人が向いている
僕も様々な営業マンと一緒に働いてきましたが、電話営業にも向き不向きがあります。
自分がどんな性格やスキルを持っているのか、
冷静に振り返ることで、電話営業が向いているかのヒントが見えてくるでしょう。
電話営業(テレアポ)で得られるもの
電話営業(テレアポ)は、楽ではありません。
拒否されることは日常茶飯事です。
しかし、それを乗り越えた先に、得られるものもあります。
これは僕も10年の営業経験を通じて感じてきました。
得られるもの1:ビジネスパーソンとしての強靭な足腰
電話営業は、どんなに努力しても断られることが多いのが現実です。
でも、そんな状況でも続けられる人は、他の仕事でもきっと強いでしょう。
何度も断られても諦めずに再チャレンジするその精神は、ビジネスの世界で非常に価値があります。
少しうまくいかなくたって諦めない、改善や創意工夫ができる人は、他の業務でも必ず通用します。
得られるもの2:顧客ニーズを掴む力
マニュアル通りにアポイントが取れれば素晴らしいですが、現実はなかなかそううまくいきません。
顧客一人ひとりのニーズをしっかり掴み、その上で提案する力が求められます。
ちょっとした言い回しや、臨機応変な対応は、
相手が何を求めているのかが見えていないとできないんですよね。
顧客ニーズが掴めれば、自分自身がアポイントが取りやすくなるだけでなく、
そもそものアプローチ業界を変えたり組織全体の動きも改善していくことができます。
それができるようになれば、市場価値の高い人材になれるでしょう。
自分から応募しなくても、勝手に企業側からオファーが来るようになります。
得られるもの3:結果を出せれば在宅で高収入の仕事ができる
電話営業は場所を選びません。
家にいながら、結果を出せば高収入を手に入れることも夢ではありません。
新しい働き方を求める方には、魅力的なポイントかもしれませんね。
僕の周りで電話営業のスタッフはお子さんのいるママさんが多いです。
電話営業ができれば、出社せず子供の送り迎えができる、かつ高収入の実現も可能です。
働きやすさと収入が両立できる仕事はそう多くはありません。
電話営業の世界は厳しいですが、
それだけに得られるものも大きいのです。
チャレンジしてみる価値はあるでしょう。
Point
- 電話営業は精神的な強さ=ビジネスパーソンの足腰が鍛えられる
- 顧客のニーズを掴むスキルが身につく
- 在宅での高収入も可能に
皆さんも、一度はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は電話営業(テレアポ)のストレスやその対処法、
コツやメリットについて紹介しました!
いかがでしたでしょうか?
気になる人は、ぜひ実際に業務を経験してみることをおすすめします。
今いる会社でできるなら一度相談してみるのも良いですし、
副業からでも良いならクラウドソーシングサービスで募集もたくさんあります。
実践に勝るものはないので。
大変な業務であることに変わりはありませんが、
だからこそできるようになれば高収入が実現できるのもまた事実です。
僕も営業をしているから分かりますが、
アポイントを獲得してくれるスタッフさんがいるの、本当にありがたいので!
キャリアの選択肢の一つとして、ぜひ電話営業も検討してみてください。
それでは!
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