営業マンにとって靴は、見た目を整えるだけでなく、
長時間の移動を支えてくれる重要なパートナー。
だからこそ、快適さとスタイルを両立する靴選びが大切になります。
- 「歩きやすい靴で営業したいけど、シューズはマナーとしては大丈夫だろうか」
- 「値段の高い靴を買っても、すぐダメになってしまうから買うのに躊躇してしまう」
- 「そもそも靴にどの程度お金をかけるべき?」
- 「ほかの人は何足程度を持っているんだろう?」
- 「営業マンの彼氏や旦那にプレゼントしたいけど、何を選んだらいいか分からない」
など、いろいろと悩みもあると思います。
靴はスーツやカバンと違って、そこまで目立たないので優先順位が下がりがちです。
ただ、売れている営業マンは靴にもこだわりを持っています。
今日は、営業マンにおすすめの靴の紹介と選び方、手入れの仕方や雨の日対策まで、
靴における疑問をすべて解消する内容をお届けします。
おすすめの営業靴3選
細かいポイントはいいから、とにかくおすすめの靴を知りたいという方向けに早速おすすめの靴を紹介します!
これを履けば間違いない!王道の本革
- 価格(執筆当時):¥13,680
- ブランド:J-WEWIN
- メイン素材:牛革
- ソール素材:ゴム
- 型:ストレートチップ
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王道の本革でありながら、ソール部分はゴム底なので歩きやすいです。
色も王道の黒、内羽根式×ストレートチップなのでどんなフォーマルな場面でも活用できます。
ただし本革なので、雨の日の使用には注意してください!
雨の日も機能的に利用できる!コスパの合皮
- 価格(執筆当時):¥7,900
- ブランド:LEON(レオン)
- メイン素材:合皮(フェイクレザー)
- ソール素材:合成樹脂(エチレン酢酸ビニル)
- 型:プレーントゥ
- 商品リンク(Amazon)
合皮なので防水設計も施されており、手入れもクリーナーで汚れを落とすだけで十分です。
外羽根なので履きやすく、型はプレーントゥなのでフォーマルな場面や冠婚葬祭でも活用できます。
雨の日のことも考えると、持っておきたい一足です!
気分を変えたいときに!履きやすさも兼ね備えたモンクストラップ
- 価格(執筆当時):¥9,080
- ブランド:Foxsense(フォクスセンス)
- メイン素材:牛革
- ソール素材:ゴム
- 型:モンクストラップ
- 商品リンク(Amazon)
モンクストラップは、靴紐ではなく、ベルト&バックルで固定する革靴の種類です。
営業シーンにおける王道は「靴紐のある靴」になりますが、
業界によってはOKなところもあるでしょう。
モンクストラップの中でも、ベルト1本タイプはシンプルなので、過度な主張がありません。
靴紐を結ぶ必要もないので、サイズが合えば履きやすさも抜群。
少し気分を変えたいときや、着る服によってはプライベートでの活用も可能です!
営業マンの靴選びのポイント
早速おすすめの靴を紹介しましたが、
そもそも「自分で靴を選びたい!」という方に向けて靴選びのポイントをお伝えします。
ポイント1:靴の型・見た目
営業マンは、常に相手から”見られている”という視点は常に持っておきたいもの。
これはスーツやカバンを選ぶときと同じく、大事なポイントです。
自分の感性で選ぶのも楽しいですが、その選んだ靴が相手にどう映るかは考慮しましょう。
ここでは、ビジネスシーンで使われる靴の種類の中でも王道の型を紹介します!
王道のプレーントゥ・ストレートチップ
ビジネスシューズで最も広く普及している型はプレーントゥとストレートチップです。
靴屋に行けば必ず置いてあるでしょう。
プレーントゥは靴のつま先がボディとひとつづきになっているデザインのこと。
トゥ=つま先、ですね。
ストレートチップは靴の先端部分が一つの異なる素材に変更され、
その上にキャップが取り付けられているような形状です。
このキャップ部分には飾り付けがなく、素材の切り替えが縫い糸で目立つ程度で、
穴飾り等の装飾がないことが特徴になっています。
引用:Amazon
プレーントゥとストレートチップの違いは、つま先がボディと一体になっているか、
装飾なく付け加えがされているかどうかの違いしかありません。
営業マンとしてはどっちを履けばいいの?の質問に対しては、
大きな違いはないので好みで選んでOKです。
ただストレートチップがよりフォーマルな印象を与えるので、
こだわりたい人はストレートチップを選ぶのがいいでしょう。
元々は、プレーントゥは貴族が式典で出席するための靴、
ストレートチップは軍隊がつま先の補強で別の革を当てたのが由来と言われています。
ストレートチップを一足持っておけば、冠婚葬祭にも履いていくことができます。
ちなみに、つま先に装飾が施されている場合はウィングチップと呼ばれる別の型になります。
引用:Amazon
選ぶと一気にカジュアルになってしまうので気をつけてくださいね!
個人的には、プレーントゥは履いていくとつま先のシワが目立ちがちになります。
ストレートチップは元々真一文字の線が入っており、
シワが目立ちづらいのでより好みでおすめです!
靴を脱ぐのも簡単なモンクストラップ
モンクストラップは、
靴紐ではなくベルトと金属のバックル(ベルトを固定する金属部分)で甲の高さを調整する靴です。
引用:Amazon
モンクストラップの特徴は、着脱がしやすいこと。
個人宅を訪問するような営業マンには特におすすめです。
個人宅を訪問しない営業マンでも、社内では革靴を脱ぎたいときありませんか?
僕は靴が蒸れるので、社内では必ず脱いで専用のスリッパを履いていました笑
あの開放感はたまらないですよね!
モンクストラップにもいくつか種類があります。
ベルト1本のシングルモンク、2本のダブルモンクなど。
このあたりのデザインは、好みで選んで問題ないです!
一方、モンクストラップはストレートチップやプレーントゥと比べると
カジュアルな印象になります。
金融系やより目上の人と接する機会の多い営業マンは、ストレートチップの方が無難です。
とは言え、履き心地を重視するなら1足は持っておいていいでしょう。
休日も、コーディネートに寄っては履き回すことができます。
ただ靴紐がないので、ジャストサイズの靴を選ぶことをお忘れなく!
ポイント2:機能性・履き心地
いくらデザインが良く、営業の場面に適していたとしても、
履き心地が悪ければ毎日の気分も乗らないですよね。
僕もサイズが合わない靴を履いていた時期がありましたが、少し歩くだけで痛くなり辛かったです笑
特に履きづらく、靴べらのない場面ではいつも履くのに時間がかかっていました。
ここでは、見た目同様こだわりたい機能面のポイントを紹介します。
靴を頻繁に脱ぐ人は着脱のしやすさの確認は必須
個人宅の訪問や、社内で靴を脱ぎたい場合は着脱のしやすさが重要です。
朝家をでるとき、靴を履くのに時間がかかると気持ちが萎えませんか?
僕は靴べらを使わず、さっと履いて家をでたいタイプです笑
昔、トップセールスだった上司は見た目第一主義だったので、
毎回靴紐を解いて丁寧に履いていました。。
僕は面倒なので、靴紐の調整をせずとも着脱できる靴を選んでいましたね!
着脱しづらい靴を無理に脱いだり履こうとすると、
かかと部分がすり減りやすくなります。
靴の寿命を縮める原因にもなるので、脱ぎやすい靴を選ぶか、脱ぐときは丁寧に行いましょう。
直接店舗に買いに行く際は、必ず試し履きして履きやすさも確認してくださいね。
履きやすさを格段にアップさせるインソール
営業のほとんどの時間は靴を履いた状態で過ごしますよね。
ときには長時間歩いたり、立ちっぱなしになることもあります。
その際に、靴底の硬さも合わせて確認しておきましょう。
僕も以前、靴の中敷きの素材が薄く歩く度に痛かった靴を履いていたことがあります。
冬は特に痛さが増すので、そのような場合は別売りのインソールを買うようにしていました。
インソールがあるのとないのとでは、履き心地が全然違いますよ!
選ぶポイントとしては
- クッション性
- 靴のサイズに合うか
- 色合いは派手すぎないか
を考慮するといいでしょう。
インソールを選ぶ目的にもよりますが、
ある程度触ってクッション性があったほうが歩くときの痛みも軽減されやすいです。
一方、インソールを入れると内部のスペースが狭くなるので靴が履きづらくなります。
インソールを入れる場合は、ある程度靴のサイズにも余裕があるといいです。
またインソールの色も注意しましょう。
派手すぎると、飲み会や訪問で靴を脱ぐ際に違和感を与えることにもなります。
色は黒が無難です。
もしくは、履いている靴の色と揃えることで統一感がでます!
ポイント3:耐久性・素材
革靴には大きく分けて以下の2種類があります。
- 本革(レザー・天然皮革)
- 合皮(フェイクレザー)
また、上記とは別に靴底にも革底とゴム底の2種類があります。
好みで選んでも良いですが、それぞれの特徴も把握した上で選べると、より一層自分の選んだ靴に愛着が湧いてきますよ。
足に馴染み経年劣化も楽しめる本革
本革の靴は、ものにも寄りますが手入れをして上手に履けば10年は使用できると言われています。
本革のメリットは
- 履けば履くほど足に馴染む
- 耐久性があるため長く履ける
- 経年劣化を楽しめる
です。
最初は足に合わなくとも、履いた分だけ皮が伸び、自分の足にフィットしていきます。
合皮のように表面がひび割れる心配もありません。
手入れや履き方によって、革の色合いやシワの付き方も変わります。
“自分だけの靴”という特別感も味わえるのがいいですね。
一方本革のデメリットとしては
- 雨の日にめっぽう弱い
- 手入れに手間がかかる
- 値段が高い
です。
本革は水分をそのまま吸収するので、変形したり、
蒸れてカビが生え雨シミができることもあります。
また雨の日でなくとも、本革は日々の手入れが重要です。
ブラシでホコリを、クリーナーで汚れを落とし、
クリームを浸透させてグローブで仕上げる必要があります。
上記は毎日やる必要はありませんが、少なくともブラッシングで汚れは落とすようにしましょう。
僕は週に一度ケアをするようにしていました!
また最近は、本革でも¥5,000程度で購入できる靴も販売されています。
そちらでも問題はありませんが、安い分足に馴染まなかったりするので、
値段相応と捉えておいてください。
革靴の王道ブランド、リーガルの相場も¥20,000前後します。
お手頃な値段で手に入る合皮・フェイクレザー
合皮は合成皮革の略称で、その名の通り本革の質感に似せて作った革のことです。
(厳密には合皮の中でも人工皮革と呼ばれるものもありますが、細かいのでここでは省きます。)
合皮のメリットとしては以下があります。
- 撥水性があり汚れにくい
- 手入れが簡単
- 価格が安い
表面がコーティングされているので、本革と比べると水を弾き、傷もつきにくいです。
本革と異なり、クリームを塗り込む手入れも必要もありません。
ブラッシングやクリーナーで汚れを落とすだけでも十分です。
また、価格も安いものが多い、かつコーティングのお陰で安っぽく見えないのも特徴。
靴を定期的に変えたい方にはおすすめです。
一方合皮のデメリットとしては、
- 本革のように足に馴染むよう変化しない
- 長く使用するには不向き
があります。
元々コーティングをしているため、本革に比べると靴の表面は硬いです。
そのため、特にサイズは間違わないように注意しましょう。
合皮は、履いても履いていなくとも劣化が進んでしまいます。
合皮の表面に塗られた樹脂は、空気の水分とも反応してしまうためです。
水分と反応することで、ひび割れなどの劣化が起こりやすくなります。
そのため、合皮の靴は持っても3年程度と考えておきましょう。
靴のマナー・NGポイント
靴選びのポイントを抑えつつ、一方で“選んではいけない靴”という視点も持てると良いです。
いざ自分で靴を選ぶとなった際にも、自信を持つことができます。
大切なのは靴を”何となく”選ぶのではなく、選んだ根拠を持つことです。
ここに書いてあるポイントは最低限押さえて起きましょう。
選んではいけない靴の型:スリッポン・カジュアルスニーカー
スリッポンは、靴紐や金具のないシューズのことです。
引用:Amazon
靴の着脱もしやすく、夏に履くと特に足元に爽やかな印象を与えることができます。
一方、営業マンが外回りのときに履く靴としてはふさわしくありません。
あまりにもカジュアルすぎるためです。
営業マンの靴のスタンダードは”紐の付いた革靴”です。
スニーカーも同様、カジュアルすぎてスーツの相性はよくありません。
ジャケパンスタイルのような格好であればまだ合わせられることもありますが、
上級者向けのコーディネートなので始めは避けたほうが無難ですね。
ただ、最近はスニーカーと言ってもほぼ革靴のようなデザインもでてきています。
革靴の型に沿っていれば、ビジネススニーカーも場合によっては選んでも問題ないでしょう。
この記事に書いた検討ポイントを参考に選ぶようにしてください!
選んではいけない靴の色:黒、茶系以外の派手な色
営業における靴の色選びでは、”黒色”がもっともスタンダードです。
ネイビーのスーツに茶系の革靴は色の相性もよく、おしゃれに見えます。
ただし、明るい茶色はカジュアルすぎる印象を与えますので、
黒に近いダークブラウンがおすすめです。
引用:Amazon
派手な色、例えばネイビーやキャメル、赤色などはビジネスシーンには向いていません。
これらの色の靴は上級者向けで、プライベートでの使用をおすすめします。
その反面、型と色さえ注意して選べば、営業の靴選びで間違うことはありません。
シンプルなポイントなので、サクッと頭に入れて愛着が持てる靴を探しにいきましょう!
Q&A:雨の日対策は?何足持つのがいい?
ここでは、靴選びにおけるその他の疑問にお答えします!
Q.雨の日の対策はどうすればいい?
一番は、防水スプレーを買って出かける前に使用することです。
もともと合皮の靴の場合は撥水加工が施されていますが、
防水スプレーを毎回かけることでより水を弾きやすくなります。
本革の靴は、雨の日には履かないようにしましょう。
どうしても履く場合は、出かける前の防水スプレーの使用と、
帰宅後に新聞紙を詰めると雨水を吸収しやすくなります。
Q.靴は何足程度持つのが良い?
同じ靴は毎日履かないようにしましょう。
痛むスピードが圧倒的に早くなります。
おすすめは3足です。
日替わりで使えば1足週に1〜2度の使用頻度になり、手入れもすれば長く使えます。
Q.冬の寒い日の対策でできることはある?
大雪など特殊な状況でなければ、足元用のカイロと中敷きを冬用に変えるのがおすすめです。
そもそも雪国の地域であれば、
より防水性や靴底のグリップ力が高い靴を最初から選ぶようにしましょう。
まとめ:足元を整え、おしゃれでかっこいい営業マンに
今回は営業マンの靴選びのポイントを紹介しました!
ポイントは、
- おすすめの営業靴3選
- 営業マンが選ぶポイントは、靴の型・機能性・耐久性の3点を考慮する
- 選んではいけない靴は、型と色に気をつける
でした。
実際に営業の現場に出ると、
ここでNGと伝えたスリッポンなどを履いて営業している人もぶっちゃけいたりします笑
外資系や、デザイン系の会社など、
在籍する業界やクライアントによってはNGな靴もOKな場合があります。
ただ今回紹介した靴は、
営業だけではなく冠婚葬祭にも使えるアイテムになるので持っておいて絶対に損はありません。
まずはベースとなる靴を揃えてから、自分好みの靴も選んでいきましょう。
スーツやカバンとともに、靴も営業活動を支えてくれる大切なパートナーです。
売れる営業マンは、こうした些細なところにも気を配っています。
印象で損をすることがないように、少しでも自分の提案を聞いてもらいやすいように。
足元にもこだわり、自信を持って提案ができるようにお互い頑張っていきましょう!
それでは!
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